2011年8月19日金曜日

[IEF2010]IEF感想Day4

今回は試合日。記憶が曖昧になっている部分もありますが写真を添えて振り返っていきます。




出国から4日目、試合日である今日の予定は8時に出発するバスに乗って会場に向かい、そこで試合するというもの。

当日は朝7時頃に起床しました。移動疲れか、それとも異国に来た精神的な疲れか、意識が若干ぼーっとしている。
とりあえず一階に下りて朝食を食べる。他の選手達も朝食に来ているのがちらほら見えます。外からの光が入り、雰囲気の良い空間でした。朝食はバイキング制で、中華まんや焼き蕎麦、お粥など中華らしいものが多かったですが、フルーツ等のデザートも用意されていました。

朝食後、バスの出発に備えて自分の部屋に戻ってマウスやキーボード等の荷物を確認しました。荷物自体は昨日ある程度準備していたので、昨日準備したものをしっかり持っていけば問題はないはず。しっかり持っていけば。

ロビーに下りて日本代表のメンバーをお互いに確認する。各国の選手も次々にロビーに降りてきます。韓国のプレイヤーなどはバスが早いのか、一足先に外に出ていました。続く形で自分達もバスへ。

ホテル前の大通り。IEFの選手バスが止まっている

バスの中、日本代表のメンバーと話をしながら今日の試合のことを軽く考える。
実力的には全く足りていないですが貴重な機会なのでできるだけがんばりたい。準備もOK、マウス、キーボード、マウスパッド、イヤホンなどデバイスは全部持ってきている。WC3のキー設定のテキストファイルを入れたUSBもちゃんとバッグの中に入れた小物袋に入っているはず――と思ってバッグを見るとその小物袋がない。そんなバカなと思うもののどこを探しても見つからない。

もしかしてホテルの部屋で準備した小物袋を忘れてきてしまったのか。既にバスは出発してしまった。焦りが込み上げてくる。同じWC3のENZAさんはファイルを持っていたものの、設定が全く違うので自分には使えない。

軽くめまいや頭痛がするも割り切るしかありません。テキストファイルの書き方は覚えていたので、こうなったら現地で作るしかないと思い、バスの中で必要なホットキーをメモしていく。セッティング時間次第ですが種族はOrcのみ、Heroやユニットも使うものだけに絞ればそれほど量はないので設定自体は間に合うはず。問題はテストする時間があるかどうかですが…。

ホットキーを忘れてしまったことが頭を離れない中、バスを降りるとまたレッドカーペットに大量の観客がいます。
昨日は夜間だったでレッドカーペット以外の道が見えず、レッドカーペットと観客の圧迫感がものすごかったのですが、日中は明るい装飾程度になっていました。

日中のレッドカーペット
会場に入ると、予選会場の準備にはまだ時間がかかるようだったので、一時的に廊下の別室に回されました。
長方形の部屋でこげ茶色の木のテーブルがあり、壁には様々な額がかけられている。詩人としても有名な毛沢東の詩も置いてありました。スタッフの方に聞いたところ「自信を持てる事は人生200年分の価値がある」といった内容のようです。

ここで通訳の方々(日本語専攻の現地大学生)を紹介されましたが、ここまで来ると日本語で喋るのが難しくなってくるから不思議です。日本代表の人達とはともかく、外国人と話す=英語の図式が頭の中でできあがっていたので、日本語で意思疎通を図ろうとするのは非常に違和感があります。あるいは自分が口下手なので、親しみのある日本語だと「伝わらなければならない」と思って緊張してしまうのかもしれません。その点で英語は「通じなくて当たり前」という意識がありましたから気が楽だったと思います。

控え室の壁に掛けられていた毛沢東の詩

しかし気がかりなのはホットキー設定。
「時間があればキーの設定させてもらえないか」と、確か日本代表専属の張さんだと思いますが、スタッフに頼んで見たところ「準備の方が忙しいのでできない」とのこと。
今思えばもっと粘って交渉するべきだったかもしれませんが、結局のところ、自分はナーバスな気持ちにならないように注意しながら時間を過ごすだけでした。

1時間ほど別室で待った10時頃、予選会場の準備ができたのでその部屋へ移動。記憶が曖昧になっていますが、隣の部屋かそれとも別の階でしょうか。廊下から入った覚えはあります。
WC3の予選会場は先ほどいた控え室よりも更に控え室っぽい小さな一室で少し驚く。その中に普段は写真でしか見られないプロゲーマー達が入ってきています。プロゲーマー達が席に着く中、審判とスタッフの方々も連絡のために忙しそうに動いていました。

予選会場
自分の席の近くにはスウェーデンのSaseと韓国のViOlet、中国のInfiが並んでいました。
ViOletとは年齢が近かったので少し話せたのですが、素朴な感じの人でした。自分の知っている韓国語を喋ってみたら妙に驚いていたのを覚えています。そんなViOletは現在Starcraft2に転向しGSLで活躍中です。

PCのセッティング時間は15分ぐらいだったと思います。早速マウスとキーボードを差し込み、WC3のフォルダを開く。WC3フォルダにあるデフォルトの設定ファイルをいじれば、例え多少設定を間違えて別のキーと一緒になっても、元が割と親しみのあるデフォルトのキーなので修正もしやすいはず、と思っていたら設定ファイルのCustomkeys.txtが見当たらない。

仕方がないのでENZAさんの設定ファイルをコピーして修正することにしましたが、あまりにもデフォルトと違っていて何がどうなっているのかわからない。とりあえずメモ帳の文字列検索機能で一つ一つ、メモしたホットキーを検索して修正していく。しかし元が全く知らない設定ファイルなので、直したキーも他のキーと被って使えなくなる危険がある。
シングルプレイでテストを開始しますが、ゲームは通常のスピードで進行するのでどうしても時間がかかる…。こんな時のためにENZAさんのようにチートコードを覚えておけばよかったと思います。

結果、Heroが出て軽くスキルを試しただけでセッティング時間が終了し、試合開始。ここでもやはりきちんと審判の方に伝えて、考慮してもらうべきかもしれません。恥ずかしながら交渉に尻込みしてしまいました。伝えようとした結果失敗するのは言語力や状況の問題ですが、伝えようとしないのはそれ以前の意思の問題でしょう。
こうなると設定したホットキー設定がうまく行くことを祈るばかりです。

カスタムキーに不安を抱える中VorShiXとのプレイが開始される。実力的に勝てないことは百も承知ですがせめてカスタムキーの不具合などの無いゲームにしたい。と思っていたら案の定、Heroのコマンド入力がうまくいかない。何か別のキーが入る。単にユニットの基本コマンドにミスがあるならCom戦で気付いているはずなのに。おかげでHeroがうまく動かせず、大量にアドバンテージを稼がれる。

修正したホットキーもやはり不備があり、普通は使わないようなユニットが生産されてしまう。相手のVorShiXも当惑したんじゃないでしょうか。仮にも国の代表で出てくるプレイヤーがユニットの動かし方も知らないような初心者とは思わないでしょうし…。

VorShiXとの試合後、問題のキー設定を修正。Heroのコマンド入力がうまくいかないのは何が原因かと思ったら会場PCにセッティングされていた、キー設定を変える外部ソフトが原因だったようです。VorShiXは違和感を感じたのか、始まった頃に一度ポーズを入れましたが、自分も気付いた時点でポーズを入れて確認するべきでした。

vsVorShiX投了図
対Nicker、対Flyは少なくともキーに煩わされることなくプレイできましたが、しかし振り返ってみると本当にトラブル対処ができていない。不測の事態に動揺しない精神も必要ですが、オフライン大会に参加するときはどうすれば最速でセッティングできるか、オプションやキーの設定が正しいことを確認できるか、トラブルの対処法も含め、何から何まで準備していくべきでした。

全体の試合感想はレポートの方に大体書きましたので、そちらを参照してください。
簡単にまとめると
vsVorShiX カスタムキー不具合により酷いゲームになってGG
vsNicker 一方的にハラスされてGG
vsFly Heroレベル差つきまくってGG
かなり不本意な負け方をしてしまいましたが、自分のIEF2010はここで終了。

その後は対戦したFlyやNickerと写真を撮り、昼食にマクドナルドのハンバーガーを食べました。世界中どこへ行っても食べられるマックのハンバーガー。その後はCSの日本代表のプレイを見るため、巨大なメイン会場へ移動しました。

メイン会場の観客席は、開幕席ではほぼ満席になるほどでしたが、試合日では3分の2程度になっていました。ただ一般人の多くは著名な歌手等を目当てで入場しますので、それは仕方が無いことでしょう。逆に試合観戦だけでこれだけ集まっているのは凄いことかもしれません(サクラの可能性もありますが)。

中央のステージの上、開幕式の時にビジュアルが映されていた正面スクリーンにはゲームの解説者らしき2人が映っています。ゲーム映像は主に正面のスクリーンではなく、反対側の壁にプロジェクターで映されていました。


ステージから反対側のプロジェクタ

放送されるゲームはCS日本代表vsCS中国代表の試合。やはり日本人が相手だと盛り上がるようです。ちなみに2009年の韓国のIEFでも日本のnazomenさんvs韓国の英雄Boxerの試合が放送されていました。
自分はカメラ担当でもあったので試合中の日本代表の写真を撮りまくっていく。
予想はついていましたが、試合が始まるとCS日本代表のアウェー感がすさまじい。中国側が一人倒すごとにものすごい歓声が沸き起こり、一方で日本側がラウンドを撮っても静まり返る観客席。ある意味貴重な体験かもしれませんが…。


試合中のCS日本代表

CSが終わると今度はWC3の試合が始まったのでその観戦に向かう。全敗したならせめてトップのプレイを見ておかなければという心境です。
主にENZAさんやヨーロッパ勢と一緒にNickerのプレイを見ていました。Nickerの杖の使い方が半端無い。クールダウンを計算に入れてユニットを動かしている。ゲーム内のコントロールはもちろんそれを冷静に実行に移す集中具合も伝わってくる。このゲームの相手であるFlyには負けてしまいましたが、どれもすばらしい内容でした。大舞台で負けてしまった後もとりあえずリプレイを8倍で見直すあたりに意識も伺えます。実はこのときNickerは風邪を引き、高熱の中でプレイしていた、それなのにViOletを破ってトーナメントを勝ち進んだというのですから信じられません。やはり選手の手元を見るのはとても勉強になります。

残る時間もWC3の試合、試合中のプレイヤーを観て過ごす。
どうやら決勝戦までを一気に消化するらしい。TH000がReMinDにNoAlterのTowerRushをしていたシーンが印象的。
WC3だけでなくSCやDotAといった他のゲームも決勝戦まで消化していくと、時刻は17時半になっていました。会場の電気が消えて薄暗くなる中を移動し、バスに乗ってホテルに戻りました。

消灯後の会場。上に並んでいるのは国旗や協賛企業のロゴ
 ホテルに戻ると各国選手と一緒に4階で夕食となりました。NickerやVorShiXが箸の持ち方に苦労している様子です。
夕食後、部屋に戻って机の上を確認するとやはり小物袋が置いてある。とても気落ちした感は否めないですが、その日の夜はメンバーと感想を話し合ったりして過ごしていました。
そんな感じで自分の試合日は終了。明日の決勝戦の観戦に備えて眠りにつきました。

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