2014年4月27日日曜日

[Hearthstone] デッキ解説: Three Different Shadow Priest (GosuGamersより翻訳)

原文(GosuGamers):Homebrew guide: Three different Shadowpriests
※この記事はGosuGamersの記事の翻訳です。

 e-SportsニュースサイトGosuGamerには「Homebrew」というユーザーが寄稿したデッキにプロのフィードバックを加えて掲載するコーナーがあります。4月18日にはJosip "yuGen" Gizdicというプレイヤーの投稿によるShadow Priestデッキが公開されました。記事にはyuGen氏のデッキ紹介に加え、アメリカのプロチームDont Kick My Robotのフィードバックと、先日Redditに投稿されたSlurmz氏製作のデッキ「Dragon Priest」の解説が含まれています。

下記は記事の翻訳です。
投稿者、yuGen氏によるShadow Priestデッキ
プロチーム、DKMRによるデッキのフィードバック
編集者、Nydra氏によるSlurmz's Dragon Priestの解説

 なお、GosuGamersの「Homebrew」コーナーではユーザーからのおもしろいアイデアのデッキ投稿をフォーラムまたはメールで受け付けているとのことですので、良いデッキのアイデアがあり、かつプロプレイヤーによるフィードバックを受けてみたいという方は投稿してみてはどうでしょうか。


yuGen氏によるShadow Priestデッキ

デッキ:Deck Library / Shadowpriest

はじめに
 GosuGamersが最近Malygos入りのプロデッキを特集していたので、私はhomebrewコーナーにMalygos入りのデッキを投稿することを決めました。私はこのデッキをDouble Valen Shadow Priestと呼んでいます。HearthstoneでPriestは最も弱いクラスだと言われていますが、それでも私はPriestがプレイしていて一番楽しく感じます。

 Shadow Madnessは私がHearthstoneのプレイを始めたときに最も衝撃を受けたSpellの1つでした。以来、私はPriestのプレイに夢中になったのです。最初はAncient Watcherと大量の強化カードを入れたディフェンシヴなPriestとして使っていました。しかし、何かが欠けていました……Shadowformの活用法を見出すまでは。

デッキとプレイング
 PriesteのShadowformはHearthstoneにおいて、Hero Powerの能力を劇的に変えてしまう唯一のカードです。デッキ全体はShadowformを軸に構築されていて、実戦ではいかにスムーズにShadowformまで持っていけるかが勝利の鍵となります。その上で、Prophet Velenが場に出るとおもしろいことになります。突然4点ダメージ(Shadowformを2回使えば6点)を2マナで自由に飛ばせるようになるばかりか、ほかのPriestのSpellと組み合わせて使うこともできるからです。

 このデッキは強力な範囲ダメージと火力に加えて、Heroの回復手段も豊富ですから相手の猛攻にも耐えられますし、その中でMind VisionThoughtstealを使うことで予測されにくい動きもできます。

 Wild PyromancerPower Word: ShieldHoly SmiteMind Vision、そしてAcolyte of Painとシナジーがあり、範囲ダメージとカードドローで序盤を凌げるようにできています。中盤からはAbominationを出せるようになり、そこにAcolyte of Painがいれば、Abominationの全体2点ダメージのDeathrattleによってさらにカードをドローできるチャンスがあります。Mass DispelShadow MadnessCrazed Alchemist、そしてCabal Shadow Priestは強力ですが使う状況を選ぶカードなので、Shadowformに移行するタイミングと同様、よく考えて使う必要があります。終盤戦に突入すると、Prophet VelenMalygosが出せるようになり、もし両方同時に出すことができればPriestのSpellは凄まじいものと化します。1マナのHoly Smiteが14点ダメージです! 2マナのMind Blastは言うまでもなく、Faceless Manipulatorを出したターンに使うこともでき、Prophet VelenまたはMalygosをコピーすることで強烈なダメージになります。

 Faceless Manipulatorはまた相手がMinionを大きく強化した場合にも使えますし、Shadow Word: Deathで相手のMinionを処理できれば実際8マナのMind Controlとなります。このデッキがプレイできる最高のコンボの1つが使えるのは、10マナがあってProphet Velenが場に出ているときです。2体のProphet VelenHoly Novaはとんでもない8ダメージ/Healとなって場のほぼすべてを掃除するでしょう! Holy Fireは話が別です。6マナで同じターンに他のカードとコンボするのが難しいので、基本的には除去として使っていくことになるでしょう。それでもすばらしいカードですし、10点Healになる可能性もあります(最高の状況では20点回復)。

タイミングがすべて
 このデッキをプレイしていると、気が付けば映画「ブレイブハート」のウィリアム・ウォレスのように大声で叫び続けている自分がいるかもしれません。使うタイミングがすべてのカードにとってとても重要だからです。Priestは受けたダメージを後で回復できますが、Spellを温存しすぎると収拾がつかなくなるので注意しましょう。

 相手の動きに反応して動くデッキなので、Wild Pyromancerと特に相性のいいThe Coinを持つ後手で始めたいところです。Wild PyromancerPower Word: Shieldで強化すれば、3ターン目に3点の範囲ダメージを与えながらでも生かしておくことができます。

 実戦では最初のカードドローと相手のプレイスタイルに合わせて動きましょう。たとえば相手がこちらよりも遅いデッキなら序盤からカードを温存し、Thoughtstealを使う、またはShadowformに移行しても問題ありません。

マッチアップ
対Druid
 Druidのデッキは基本的に遅いですから、序盤から余裕を持ってThoughtstealまたはShadowformを使っていくことができます。Druid of the Clawは4点Attackで、Chargeが入ると特にCrazed AlchemistでAttackとHealthを入れ替えられないためにやりにくいMinionです。Keeper of the Groveも終盤戦の障害となりますので、Acolyte of PainAbominationにSilenceを使わせたいところです。

対Hunter
 このデッキには範囲ダメージのシナジーが多く、またAbominationUnleash the Houndsの強烈なアンチになるので、Hunterは戦いやすい相手です。Deadly Shotデッキと対戦しているときは、終盤戦に入る前にDeadly Shotを使わせるようにしましょう。

対Mage
 MageはPolymorph、またはFireballFireblastProphet Velenを封じられるので厳しいクラスです。Ethereal ArcanistCounterspellSpellbenderの組み合わせも厄介ですから、弱いSpellもSecretを打ち消せるように残しておきましょう。

対Paladin
 Divine Shileldを除去するのにWild Pyromancerがすばらしいばかりか、Abominationの全体2点ダメージのDeathrattleもよく機能します。1枚のShadow Word: DeathTirion Fordringに残しておき、またできるだけ早くEqualityConsecrationのコンボを使わせてProphet Velenを出せるようにしましょう。

対Priest
 相手のShadow Word: PainをこちらのWild Pyromancerに使わせるようにして、Acolyte of Painを守りましょう。Mind ControlShadow Word: Deathのターゲットになりますから、Prophet Velenは9ターン目でSpellと一緒に出すようにして、できるだけ効果を使えるようにします。可能ならFaceless ManipulatorMalygosをコピーしてやりましょう。

対Rogue
 Miracle Rogueはやりやすい相手です。ConcealGadgetzan AuctioneerにかかっていたとしてもMass Dispelと範囲ダメージで潰せるので相手にカードドローを許しません。しかし2体のLeeroy Jenkinsには気をつけてください。Wild PyromancerCold BloodのついたArgent Squireに有効で、Cabal Shadow PriestBloodmage Thalnosを取るために使います。

対Shaman
 Earth ShockHexが対Shamanの大きな問題です。Minionを浪費しないように消極的にプレイする必要があります。Wild PyromancerHoly Nova、そしてMass DispelはShamanのTotemに壊滅的なダメージを与えられるので、適切な場面で使いましょう。Crazed Alchemistは3HealthのTotemを倒すのに使え、またHoly FireFire Elementalを焼くのに絶好のSpellです。相手がAl'Akir the Windlordを持っていると思ったらShadow Word: Painを1枚残しておきましょう。

対Warlock
 大量の範囲ダメージでWarlockの速攻デッキにはとても強いのですが、Giantには話が別です。Mass Dispelを残しておいてTwilight Drakeに当てられると最高ですね。Shadow Word: Death
はGiantに効果的ですが、手札に来なかったときのためにHoly Fireも残しておきましょう。

対Warrior
 Control Warriorはダメージを受けて効果を発揮するMinionが多いのでやりにくい相手です。Frothing Berserkerを確実に1ターンで潰すようにしましょう。Shadow Word: Painも相手のAcolyte of Painに使うべきです。AbominationGrommash Hellscreamの突撃を抑えるために残しておきます。(訳注:原文はtry to save your Abominations for late game to counter that Garrosh Hellscream charge. とWarrior自身の名前になっていましたが、おそらくタイプミスだと思われます)

プロチーム、DKMRによるデッキのフィードバック


デッキ:Deck Library / DKMR's Shadowpriest
 Shadowpriest、今まで多くのプレイヤーが挑戦したものの、いまだに成功していないデッキ。一般的にPriestはラダーでとても弱いクラスと言われているが、特定のクラスに対しては高いポテンシャルを秘めている。yuGenが作ったデッキはとてもおもしろい。我々もLadderでデッキをちょっと回してみたが、いくつかのゲームでは10点のMind Blastを撃てた!

 我々がプレイ中に気付いたこのデッキの問題は安定性に欠けることだ。一部のカードはいささか遅すぎる。我々が選択した一部のカードの助けを借りれば、後半戦まで持ちこたえられるばかりか、安定性もプラスすることができる。

-1 Acolyte of Pain
 このカードはデッキと十分なシナジーを持っていないと思う。Mageのように1点のダメージを飛ばせる、またはMiracle RogueやWarriorのようにWhirlwindCruel Taskmasterを使えるデッキでない限り、我々はAcolyte of Painをデッキに入れないことが多い。Wild Pyromancerで効果が起動するのはわかるが、Gadgetzan AuctioneerならSpellを使うだけで効果的に同じことが行える。

-1 Thoughtsteal
 このカードはこのデッキには遅すぎる。Auchenai SoulpriestCircle of HealingWild PyromancerPower Word: Shieldの組み合わせといった多くの全体除去がない限り、このデッキは不利を挽回しにくいだろう。

-1Mass Dispel
 単純に、このカードはマナコスト分の働きをせず、このデッキとのシナジーも少ない気がする。我々が思うに、唯一Mass Dispelを効果的に使えるデッキはRush Priestだが、このデッキはそのカテゴリーよりもBurst Priestのカテゴリーに近いはずだ。

-1Abomination
 2枚は多すぎる。このデッキはすでに2枚のHoly NovaWild Pyromancerが入っているから全体ダメージは十分だ。このカードもまた頼りにならないことがある。対Zooでは大いに役立つカードだが、相手も起動できてしまう全体ダメージよりは好きなタイミングで自分が使える全体ダメージを入れたいと思う。

+2Gadgetzan Auctioneer
このデッキには相手を倒すためのドロー力が必要だ。1枚のカード、Mind Blastに依存したデッキでは、相手を倒せるコンボのピースを集めなければやられてしまう。このデッキにはGadgetzan Auctioneerに役立つ安いSpellが大量に入っている。Miracle Priest? ひょっとすると次のブームになるかもしれない!

+1Mind Vision
Wild PyromancerGadgetzan Auctioneerとシナジーを持つカード、言うべきことはそれだけだ。主にデッキから抜いたThoughtstealの代わりになる。速いカードだし、場にGadgetzan Auctioneerがいればカードドローもしやすい。Pyromancerの効果を使える安いカードでもある。

+1Sen'jin Shieldmasta
 このカードは後半戦まで耐えるための大きな助けになる。基本的に4ターン目のSen'jin Shieldmastaは非常に強力で、また対処が難しい。ただTauntのMinionを出すときに最も気をつけなければいけないのはThe Black Knightだ。このカードを4ターン目、または3ターン目にCoinで場に出せれば問題はないが。

 我々はデッキに加えたこの変更が助けになることを祈る。これは我々が慣れ親しんだデッキというわけではないが、間違いなくプレイしていて楽しいデッキだ! 新カードがリリースされるまで、我々はShadow Priestがトップレベルに台頭するデッキだとは思えないが、ときどきLadderで使ってみるには面白いだろう。我々はMalygosProphet VelenFaceless Manipulatorでコピーして20点ダメージのMind Blastを撃てる運に恵まれたことはないが、たぶんそのうちに使える機会が来るはずだ。 このおもしろいデッキを送ってくれたyuGen、そして時間を裂いてこの記事を読んでくれた皆さん、ありがとう。我々はこのデッキを皆さんが試してくれることを願う。とても楽しいデッキだから!

編集者、Nydra氏によるSlurmz's Dragon Priestの解説


デッキ:Deck Library / Slurmz's Dragon Shadow Priest
参考:デッキ解説:Dragon Priest和訳
 ちょうど私達が今週のHomebrewコーナを準備していたとき、RedditユーザーのSlurmzが、Legendaryに到達したShadow Priestのデッキ、Dragon Priestを投稿しました。彼のデッキが今回のHomebrewコーナーにはぴったりで、かつ彼はラダーで結果を出しているので、このガイドを拡張してそのデッキについて触れたいと思います。

 デッキのコアの部分については、SlurmzのデッキはyuGenとDKMRのデッキと共通のものになっています。Wild PyromancerSen'jin Shieldmastaは序盤を凌ぐためのキーカードですし、Shadow MadnessもAggroデッキを食い止めるために入っています。もちろん2枚のShadowformがあり、2枚のHoly Novaと2枚のHoly Novaが全体ダメージと単体除去、そして回復手段になっています。さらにはShadow Word: PainShadow Word: Deathも除去カード群に加わっています。Prophet VelenMalygosHoly SmiteMind Blastを強化し、Faceless Manipulatorでコピーできます。

 しかしながら、いくつか重要な違いも見られます。Slurmzのデッキはドローカードが少なく、ThoughtstealAcolyte of Pain、そしてMind Visionが入っていません。追加のShadow Word: PainBloodmage Thalnosで補われています。Bloodmage ThalnosPower Word: Shieldは序盤、このデッキの唯一のドローカードです。

AbominationGadgetzan Auctioneerも入っておらず、2枚のAzure Drakeに置き換わっています。これはBloodmage Thalnosと同じくSpellダメージを強化して追加のカードをドローするのが目的です。

マナカーブの上方にはさらなる違いが見られます。大半のPriestデッキにおいて定番とされている、Cabal Shadow Priestもここには入っていません。マナカーブはより重く、後半戦向きに作られています。6マナにはCabal Shadow Priestの代わりにSunwalkerが8,9ターン目のフィニッシャーを守るために用意されています。yuGenとDKMRのデッキで唯一のLegendaryであるProphet VelenMalygosは、Controlデッキの定番であるRagnaros the FirelordAlexstraszaによってサポートされています。

 Ragnaros the FirelordAlexstraszaの目的はShadowPriestの火力をさらに増やすことです。Prophet VelenMalygosがドローできなかったときの別の勝利手段になります。

 相手のHealthを15にするというのは、残るHealthの3分の1をMind Blast1発で削り取れることを意味していますし、ほかにSpellダメージを強化するMinionがいればさらに持っていけます。一方でRagnaros the FirelordはほかのPriestデッキにとって(基本的に遅いデッキにとっても)自然な選択でしょう。大量の除去カードによって、Ragnaros the Firelordの運要素と不安定さをコントロールすることができます。

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