2014年6月16日月曜日

「DreamHack Summer Hearthstone Championship 2014」Group C Match1~3 観戦レポート

ライブ配信サイト(VIAGAME):HEARTHSTONE CHAMPIONSHIP

※配信試合の録画も配信サイト内の下部リンクから見ることができます

 日本時間6月16日01時から行われた「DreamHack Summer Hearthstone Championship 2014」Group C Match1~3の観戦レポートです。配信はまだ続いていますが、深夜を跨ぐ時間で見続けるのも大変なので、ひとまず3試合の観戦レポートをお届けします。

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日本時間01:30
Match1:Gnimsh選手 2-0 Nabutte選手
 Gnimsh選手がToken Druidを使い、Nabutte選手の使用したAggro HunterとColdlight Rogueを連続で下しました。
 Gnimsh選手のToken DruidにはForce of Natureが2枚搭載されているのが特徴です。「8ターン目に2枚あるうちのForce of Natureを使って相手のヘルスを削り、9ターン目にSavage Roarと合わせた9マナコンボで止めを刺す」という戦い方を対Aggro Hunterで見せていたのが個人的には印象的でした。
 2戦目でNabutute選手は5ターン目にKing Muklaを出して攻勢をかけようとしますが、Gnimsh選手の手札にはBig Game Hunterが。King Muklaの効果で手札に加わったBananaを2枚ともKing Muklaに使うことで7/7としてBig Game Hunterの効果射程に入れたのです。「5ターン目のKing MuklaBig Game Hunterでカウンターされてしまう」というのはKing Muklaを使うときに覚えておいたほうがいいかもしれません。

日本時間02:30
Match2:ThijsNL選手 2-1 Kaldi選手
 1戦目はHandlock対決となり、お互いに様子見を続ける中、Kaldi選手が前ターンに「HellfireでヘルスPower OverwhelmingをかけたLeeroy JenkinsFaceless Manipulatorでコピーして20点のダメージを与える」というプレイを見せて勝利しました。Handlock対決はShadowflameといった全体除去の存在もあり、Minionを出しては除去、出しては除去という展開になってなかなか攻められない状態が続きますから、最終的には「どちらが先にコンボパーツを揃えるか」で勝負が決まる印象でした。
 ところで、キャスターの1人であるArtosis氏がThijsNL選手の最後ターンでコメントした内容が興味深かったです。「Soulfireを2枚本体に使えばMolten Giant2枚とSunfury Protectorを出せるから守れるよ!」。DiscardでMolten GiantSunfury Protectorが落ちる可能性を無視してはいますが、ヘルスが減ることでマナコストが減るMolten Giantの場合、こういう使い方もできなくはないんですね。


スクリーンショット:2体のLeeroy Jenkinsで20点のダメージを与えるKaldi選手(下)

 2戦目はShamanを選択したThijsNL選手がEarth ShockHexMountain Giantを潰せる利点を存分に活用して勝利しました。私がShamanを使うとき、Handlock戦はMolten GiantSunfury Protectorのコンボを極度に警戒していて、パーツが揃うまではヘルスを15点以下に減らさないようにしていたのですが、ThijsNL選手はHexが手札に2枚あったことがあり、Fire ElementalをHeroに当てるなどでヘルスをどんどん削っていきます。TauntやShadowflameなどの全体除去にも限りがありますから、「相手の返しのターンの行動に対応できる手札」があれば、積極的に攻撃していったほうが、相手にコンボパーツを揃わせないという意味でも安定するのかもしれません。

スクリーンショット:強気に攻め続けて最後にAl'Akir the Windlordで止めを刺すThijsNL選手(下)

 3戦目はKaldi選手がMiracle Rogueを選択してShamanと向かいますが、後攻を選択したThijsNL選手が「3ターン目Chillwind Yeti、4ターン目Unbound ElementalLightning Bolt、5ターン目Chillwind Yeti、6ターン目Fire Elemental」という、Druidと勘違いしそうなぐらいの大型Minionのオンパレードで盤面を圧倒します。Kaldi選手も豊富な除去で対応しますが、相手の猛攻を凌ぐことで精一杯で、初期のマリガンで残したGadgetzan Auctioneerを最後まで出すことができず、押し切られてしまいました。
 「Gadgetzan Auctioneerを出す暇がないぐらいにMinionを出して圧倒する」のがMiracle Rogueに対していかに有効か、よく理解できた試合でした。


スクリーンショット:次から次へとMinionを出して相手にGadgetzan Auctioneerを使う暇を与えないThjisNL選手(下)

日本時間03:30
Match3:ThijsNL選手 2-1 Gnimsh選手
 1戦目はThijsNL選手のShaman対Gnimsh選手のToken Druidとなりました。Gnimsh選手はViolet TeacherArgent SquireInnervateという手札をキープすると、1ターン目Argent Squire、2ターン目InnervateViolet Teacherという滑り出しでThijsNL選手のShamanのヘルスを削って行きます。返しでViolet TeacherがHexを使われますが、それもお構いなしに3ターン目にはPower of the WildArgent SquireとFrogを強化して3点ダメージを与える徹底ぶりです。4ターン目のFeral SpiritSwipeで粉砕。このように一貫して手札を惜しみなく使って最大効率でダメージを与えていきます。最後はSavage RoarForce of Natureで削りきって勝利しました。手札がすばらしく回ったというのもあるでしょうが、序盤の動きが遅いShamanに大してこのように展開できると理想的ですね。ThijsNL選手は4枚の手札を抱えながらも何もできずに投了となりました。


スクリーンショット:一貫してダメージを稼ぐプレイングで圧倒したGnimsh選手(下)

 2戦目はThijsNL選手がDruidを当てていきます。ThijsNL選手の残りのカードはHandlockですが、これを出しても3戦目で勝てないと判断したのでしょうか。試合は終始ThijsNL選手が盤面にMinionを並べて圧倒します。Gnimsh選手もAncient of Loreを出して抵抗しますが、返しのターンにAzure DrakeInnervateを出し、5点ダメージとなったSwipeで潰されてしまいました。最後はHarvest GolemSavage Roar2枚をかけ、17点ダメージを叩き出して圧倒。場持ちが良いMinionを豊富に入れたデッキならSavage Roarが腐りにくいという利点があるんですね。
 ところで観戦者としては、ミラーマッチで毎ターン視点を切り替えられると「どちらがどっちの手札なのか」とお互いの盤面・手札状況がわからなくなって大変でした。視点切り替えは各選手が悩んでいる様子を共有できるのが楽しさの一つですが、ミラーマッチに限っては「視点固定・対戦相手の手札のみ表示」というスタイルの方がわかりやすくていいかもしれません。

スクリーンショット:場持ちの良いMinionで盤面を圧倒したThijsNL選手(下)

 3戦目はGnimsh選手がHunterとRogueからMiracle Rogueを当てていきました。序盤こそThijsNL選手はMinionを引けず、Gnimsh選手にGadgetzan Auctioneerの展開を許してしまいますが、Gnimsh選手もコンボカードを引き当てることができません。勝負を決めたのは2枚のSwipeと2枚のForce of NatureSavage Roarのコンボでした。8ターン目にSwipeを2枚ともHeroに当てるとGnimsh選手の残りヘルスは13点。Miracle Rogueは「やられる前にやる」というタイプのデッキですから守りのTauntは基本的に入っていません。こうなるとForce of NatureSavage Roarのコンボを凌ぐのは不可能です。Gnimsh選手がGadgetzan Auctioneerで最後に引き当てたのはLeeroy Jenkinsでした。「もっと早く来てほしかった」…というGnimsh選手の声が聞こえてくるようです。


スクリーンショット:Force of NatureSavage Roarで相手に止めを刺すThijsNL選手(下)

 こうしてMatch3はThijsNL選手が2-1で勝利し、グループC最初の通過者となりました。
 なお、大会配信自体は3戦通してキャスター4名が選手の手札を見てターン中の選択肢を語り合ったり、試合後には勝利プレイヤーがインタビューに答えていたりしましたから、プレイヤーの好奇心を満たしてくれる内容になっていと思います。

 プレイヤーとしては、私は3試合で選手たちが使っていたMiracle Rogue、Token Druid、Shamanを実際に使っていたので、試合をずっと「自分だったらどう動くか」と考えながら見ることができました。こうやって考えながら見ると、自分の考えをプロの行動と比較できるので非常に勉強になる感じがします。逆に言えば、もし私がプロが使うデッキを使ったことがなければ、試合を見ていても考え方がほとんどわからなかったでしょう。だとすれば、「広く浅くいろいろなプロのデッキをコピーして対戦する」のが観戦を楽しむ上ではいいのかもしれません。

 DreamHack Summer Hearthstone Championship 2014はまだまだ続きます。決勝トーナメントは日本時間6月16日20時から開始される予定です。

ライブ配信サイト(VIAGAME):HEARTHSTONE CHAMPIONSHIP
※配信試合の録画も配信サイト内の下部リンクから見ることができます

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