2014年6月3日火曜日

国内オンライン大会「GAMERS LEAGUE 2014 Season1 #1 予選日程」 参加レポート

GAMERS LEAGUE公式サイト:GAMERS LEAGUE
 6月1日に行われた国内オンライン大会「GAMERS LEAGUE 2014 Season1 #1 予選日程」の参加レポートです。World Championshipの参加シード権を獲得したという「GAMERS LEAGUE」、その第1回目の大会はどのように進行したのでしょうか。追記からレポートです。


写真:試合開始直後のGAMERS LEAGUE公式Twitterのアナウンス

参考記事(Nemukejp):国内オンライン大会「GAMERS LEAGUE 2014 Season1 #1」の予選日程が終了、決勝日程を戦うプレイヤーリストが公開



目次


大会の進行
対Cruexxx選手
対ReCybele選手
対KatoTea選手
大会後の疲労感

大会の進行


 総勢64名の参加選手を16グループに分けて行う「GAMERS LEAGUE 2014 Season1 #1 予選日程」の試合形式は1グループ4名・5本勝負(BO5)の総当り戦で、各グループの上位1名(計16名)が6月8日の決勝日程のシングルイリミネーショントーナメントに進出します。
 BO5内のデッキ作成・調整は禁止されており、BO5内ゲーム勝者は同じデッキを続けて使用します。(合計3Heroが必要)

 私が今回の大会のために用意したHeroはDruid、Shaman、Mageの3体。これらは元々、5月31日に行われたe-sports SQUARE AKIHABARAガチオフトーナメントのために用意していたものです。下記のガイド記事を見て、持っていないLegendaryカードを別のカードで代替して構築しました。
Deck Spotlight: Trump's Watcha' Teaching Druid
Tsafy's Top 100 Legend F2P Shammy
 Mageだけはリミテッド対戦会などの経験から自分で構築したデッキです。いわゆる「ぼくがかんがえた さいきょうのデッキ」です。

 予選日程当日の6月1日17時には、GAMERS LEAGUE公式サイトで予選日程の進行方法ページ、そして予選を戦う各グループが公開されました。
参考ページ(GAMERS LEAGUE):大会の進行方法に関して


写真:GAMERS LEAGUE公式サイトにアップされた対戦表

 19時30分時には、私と同じグループの3選手からフレンドリクエストが送られてきました。20時の試合開始に向けて、私は少しでもデッキの使い方に慣れておきたかったのでRankedを回していました。


写真:私の所属したグループI

 各対戦の組み合わせは海外のトーナメント・リーグ表作成サイト「Challonge」で表示されていました。
Challongeは本来、運営を介さなくても参加選手が自ら試合の結果報告を行ってトーナメント表に反映できるサイトですが、今大会はGAMERS LEAGUEサイト内の結果報告フォームを使用する形になっていました。フォームから結果を報告すると、しばらくしてGAMERS LEAGUEの運営がChallongeのリーグ表に反映します。
 この形式は運営にとっては手間になりますが、Challongeは海外サイトであることから、慣れていない選手には使用しにくいという点を考慮されたのかもしれません。


写真:「大会の進行方法に関して」より説明

 今回、対戦相手との連絡手段はBattle.netのチャット機能のみ。IRCやTeam Speak 3のチャンネルといった、大会専用の集合場所はありません。進行に関して運営が介入することはなく、完全に各選手たちの間で進められます。思い切った運営方法だと思いましたが、予選日程の試合配信を行わない都合上、むしろ運営が介入しないほうがスムーズに進行するのですね。

 このほか、大会開催の音頭や注意点の説明にはGAMERS LEAGUEの公式Twitterアカウントが使われていました。特に今大会の各試合の開始時間は「1回戦:20時、2回戦:21時、3回戦:22時」と1時間ごとに予定で決められていたのですが、HearthstoneのBO5は長引いて1時間以上かかることもあります。したがってTwitterからは「試合時間が1時間を超える場合は対戦相手に連絡を」という案内も行われたのでした。



写真:GAMERS LEAGUE公式Twitterアカウントによる大会進行と注意点の説明

対Cruexxx選手

Rankedを回して準備していると大会開始時間の20時となり、Cruexxx選手との試合が始まりました。

1戦目(Druid)nemuke vs Cruexxx(Warlock)



 いきなりToken Druidの理想的な流れです。2ターン目にAncient Watcherを出せました。次のターンにコインを使って4マナのKeeper of the Groveを出せば、Ancient Watcherの「攻撃できない」という効果をSilenceで打ち消して4/5の巨体で殴りに行くことができます。

 次のターンにコインを使って4マナのKeeper of the Groveを出せば、攻撃できない効果を持つAncient WatcherにSilence(対象のMinionの効果を打ち消す)をかけて4/5の巨体で殴りに行くことができます。

 しかも手札には2マナを生み出すSpellのInnervateが2枚とDefender of Argusがあります。Defender of Argusは4マナで、隣接したMinion「Taunt(相手は先にこのMinionを攻撃しなければならない)と+1/+1の補正」を与えるMinion。次のターンにそれらのカードを使えば一気に場を固められます。



 …と思ったら次のターン、Spellを使うたびに1/1の学徒を生み出すMinionのViolet Teacherを引いてしまいました。そこでコインからViolet Teacherを出し、Innervate2枚を使って1/1の学徒2体とKeeper of the Groveを出してAncient Watcherで殴っていきます。Cruexxx選手はMinionを展開する様子がないので、デッキタイプはWarlockの長期戦向き(Control)デッキであるHandlockでしょう。

 しかし、Minionを並べて調子に乗っていたら次のターン、お互いのHeroとMinion全体に3点ダメージを与えるSpellのHellfireが飛んできました。こちらの学徒が全滅し、さらには0マナ4点ダメージSpellのSoulfireViolet Teacherが潰されてしまいます。

 相手のHealthを19点にまで削ることはできましたが、Handlock戦で難しいのはここから。何も考えずに殴って相手のHealthを10点以下にしてしまうと、Healthが減るほどにコストが安くなるMolten Giantが0マナで出てきてしまいます。Molten Giantは8/8の手ごわいMinionですから、それにDefender of ArgusなどでTauntをつけられた場合、今の自分の手札では突破することができません。
 したがってAncient Watcherのみで攻撃し、4点のダメージを相手に与えて15点に抑えました。これならMolten Giantだけで5マナ必要ですから、Taunt付与のMinionと一緒に出すことはできないはずです。

 ところが次のターン、2枚目のHellfireを使われてこちらのMinionが全滅します。さらに続くターンはHellfireでHealthが減ったことで、Molten Giantまでもが出てきてしまいました。こちらの盤面には強力なMinionが残っていません。



 以降、Molten Giantを相手に攻めあぐねていると、Charge(場に出てすぐに攻撃可能)6点アタックのMinion、Leeroy Jenkinsと、アタックを4点強化するPower Overwhelmingのコンボで10点のダメージを与えられて敗北したのでした。

 結果的にはHellfire2枚にやられたという形になってしまいましたが、序盤にInnervateを2枚とも使ってしまったのは軽率だったかもしれません。
 Handlockは全体除去とTaunt付与のMinionが多いので、こちらが序盤から場にMinionを展開して相手のHealthを削っても、「相手の全体除去でこちらのMinionが潰された上、TauntつきのMolten Giantが出てきて何もできなくなる」という展開になりやすいのです。
 できれば6、7ターン目までInnervateを温存しておき、4点ダメージのSwipeやHeroと全Minionの攻撃を+2点するSavage Roarと組み合わせて一気に15点以上のHealthを削る、というのがベストな動きでした。

2戦目(Shaman)nemuke vs Cruexxx(Warlock)
 相手がHandlockということで、私はHexなどでGiantを無力化できるShamanを選択。Shamanの傾向としてZoo Warlockなどの速攻型(Aggro)デッキが苦手なのですが、GAMERS LEAGUEはBO5の最中にデッキを組み換えられないので、少なくともこの試合での心配はありません。



 初期手札の選択(マリガン)では序盤から殴っていくために1マナMinionのArgent Squireと、Tauntなどの大型Minionの対策にEarth Shockを残すと、先攻1ターン目でArgent SquireEarth Shockの2ペアになりました。しかし、2ターン目にFlametongue Totemなどのアタック強化カードが来なかったので2枚目のArgent Squireを出しても弱いと判断し、トーテムを並べていきます。



 こちらがFeral SpiritChillwind Yetiなどの安定したMinionを展開していきますが、Ancient Watcher2枚にSunfury ProtectorでTauntをつけられて固められてしまいました。

 次のターンはEarth Shockを撃ってAncient WatcherのTauntsを取り払い、Chillwind YetiArgent Squireでもう片方のAncient Watcherを潰し、Flametongue TotemFeral Spirit2体(8点)とRockbiter Weapon(3点)とLightning Bolt(3点)で計5マナ、14点ダメージを与えることができますが、1点足りません。ここはじっくりと待つことにしました。

 ただし相手のAncient Watcherが残っていると、Minionのアタック分のダメージを与えるSpellのShadowflameでこちらのMinionが全滅する恐れがあるので、Flametongue Totemを出したりして早めにAncient Watcherを潰したほうがよかったかもしれません。



 途中、最善の行動がわからず、いろいろ考えて時間が足りなくなったりしたものの、場の優位を保ち続けることができたので、そのまま勝利することができました。

3戦目(Shaman)nemuke vs Cruexxx(Druid)
 Druid相手ということで、Innervateで出てくるChillwind YetiなどのためにHexを残してマリガンすると、6マナのArgent Commanderが手札に。とはいえ、Hexは序盤のMinionよりも後半のレジェンダリーに使いたいカードだったので無理して残す必要はなかったかもしれません。



 しかし、続くターンにはArgent Commander2枚、Fire Elementalという3枚の6マナカードが…。これらを使いきれるまで生き残っていられるかどうか。全体ダメージSpell、Lightning StormをHealth1点のChillwind Yetiと再生したHarvest GolemDruid of the Clawに使います。
このときLightning StormのランダムダメージでDruid of the Clawに3点のダメージが入ったため、3点ダメージのRockbiter WeaponDruid of the Clawを潰し、なんとか手札の高マナMinionを出せるようになる6マナまで耐えることができました。



 しかし、6マナまで耐えることはできたものの、お互いに決定打がなく、手札も減ってきて、どちらが先に強力なカードを引くか、という流れになっていきました。そこでCruexxx選手の場にSpellダメージを上げるBloodmage ThalnosAzure Drakeが場に並びます。2体が並ぶと、Swipeの全体1点ダメージも3点となって、こちらのMinionはほぼ全滅してしまいます。これは負けたかな…と思いましたが、結局Swipeは来ませんでした。Druid of the ClawへのLightning Stormもそうですが、運に恵まれた1戦だと思います。

4戦目(Shaman)nemuke vs Cruexxx(Paladin)
 相手にはPaladinを選択。「Shaman相手に出してくる、ということはAggro Paladinかな? でももしShamanアンチのAggroだったら2戦目で当ててくるはず」という思いがありました。



 試合でもやはり1マナのMinionなどAggro向きのMinionは出てきません。どうやら中速型(Midrange)またはControlのPaladinのようです。後攻2ターン目にコインでFeral Spiritを使って展開した2/3のTaunt狼2体が相手の小粒Minionに対して相性がよかったことから、終始Minionの展開速度で上回って勝利しました。

 こうしてなんとか3-1で初戦を終えましたが、この時点で私は頭を使いすぎてヘロヘロの状態でした。しかし、ここでもう1時間が経過していたため、試合を終えると21時になっていて、ReCybele選手との試合が始まりました。

対ReCybele選手


1戦目(Druid)nemuke vs ReCybele(Warrior)
 相手にはHeroic StrikeなどのダメージSpellが多かったので、どうやらAggro Warriorのようです。



 しかし、こちらのDruidのデッキが前述のKeeper of the GroveAncient Watcherの組み合わせ、しかもInnervateが2枚あって、逆にこちらがAggroかと思えるようなぶん回り方をしてしまいます。そのまま場の優位を保って1戦目を勝利しました。

2戦目(Druid)nemuke vs ReCybele(Priest)
 2戦目で相手はまさかのPriest。Priestは(Dragon Priestというかなり異質なデッキだったものの)ある程度使ったことがあり、Auchenai Soulpriestの効果でCircle of Healingが全体4点ダメージになることや、Hero Powerの回復でアドバンテージが取れるという特徴をつかんでいました。
 したがって試合では3点ダメージのWrathを使って確実に相手のMinionを潰すなど、相手にMinionを回復させないように動いていって勝利しました。



3戦目(Druid)nemuke vs ReCybele(Druid)
 最終戦はDruidミラーとなりました。Druidミラーの戦い方はよく知らなかったのですが、おそらく似たような構成のデッキということで、「Force of NatureSavage Roarのコンボで最低14点を一度に与えられること」、「Ancient of Warなどの大型Taunt用にKeeper of the Groveを残すこと」を注意して戦っていました。



 Keeper of the Groveを残していたことが功を奏し、こちらがAncient of Warの量で上回る形となって勝利しました。Druidミラーでは場を取れるかどうかが本当に重要ですね。

対KatoTea選手


1戦目(Druid)nemuke vs KatoTea(Warrior)
 相手はControl Warriorの構成です。手札がよく、またしても序盤からAncient WatcherKeeper of the Groveで殴っていくことができ、盤面を圧倒することができました。

 しかしControl Warrior相手はどう動けばいいかわからず、たとえば途中Ancient of WarViolet Teacherのどちらを先に出すかで迷ったりしていたのでいろいろとミスがあったのではないかと思います。ただ試合は終始盤面を取り続けたことがやはり大きく、最後にはPower of the Wild2枚で場のMinionを強化して勝利しました。



2戦目(Druid)nemuke vs KatoTea(Rogue)
 Miracle RogueはGadgetzan Auctioneerを出しにくい状況にするのが重要、ということで序盤からタフなMinionを展開してプレッシャーを与えていきました。



 後半Healthがお互いに15点を切り、お互いに即死がありえる状況になりました。Miracle Rogueはフィニッシュコンボは「Leeroy JenkinsShadowstepで戻して1ターンに2回攻撃する」など直接攻撃系なので、Druid of the ClawDefender of ArgusといったTaunt Minionを多めに展開して守りを固めます。
 最後はこちらが先にフィニッシュを揃え、場のDefender of ArgusForce of NaturePower of the Wildを使って+1点、合計3点×4で12点ダメージを相手に与えて勝利しました。



3戦目(Druid)nemuke vs KatoTea(Hunter)
 HunterはMidrangeが一時期流行っていましたが、Unleash the Houndsの弱体化でそのデッキもやりにくくなったと思います。したがってマリガンではAggro Hunterを警戒し、Wrathなど序盤戦で役立つカードを残していきました。



 序盤の展開こそ有利に進められたのですが、倒されたときに2/2のハイエナ2体を出すSavannah Highmaneが場に出ると、状況は一変します。こちらのMinionが交換され、2体のハイエナが残ってしまって処理できません。Swipeが来ればAzure Drakeと組み合わせて一掃できたのですが、来なかったので仕方なく切り札のForce of Natureを使って場を立て直します。



 最後はお互いにHealthが10点を切る展開になりましたが、TauntのAncient of Warが生き残ってくれてなんとかなりました。ただ、KatoTeaさんは時間的にBO5の残りのゲームができないようだったので正確には勝利とはいい難いかもしれません。Hunterに強いHeroがよくわかっていなかったのでかなり焦っていました。

大会後の疲労感


 こうして私は運良く3人の選手に勝利し、決勝日程に駒を進めることができましたが、終わってみるとなんだか疲れがどっと押し寄せてきました。緊張の中で計10戦、約3時間の試合を続けるのは慣れていないと大変ですね。
 私はe-sports SQUARE AKIHABARAやゆるHearthstone会で開催されたオフライン大会にも参加したことはありますが、会場内で皆さんと一緒に試合をするのと、自分の部屋で1人試合をするのでは、疲労感がまったく異なる印象でした。

 GAMERS LEAGUE、決勝日程は6月8日20時に開催されます。対戦相手はbanjai選手。精一杯準備をしてがんばりたいと思います。

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