2014年7月25日金曜日

「大会で勝つには9個のデッキ枠をどう使うかが重要だ」オフライン大会「SGP×Hearthstone vol.6」優勝barusa選手インタビュー


 7月19日にe-sports専用施設「e-sports SQUARE AKIHABARA(e-SQU)」で開催されたオフライン大会「SGP×Hearthstone vol.6」で優勝したbarusa選手のインタビューです。

 barusa選手は世界を目指すチーム「Never Say Never」に所属して国内トッププレイヤーと日々練習しているほか、チームメイトのkoroneko選手と一緒にコミュニティ「Hearthstone対戦募集板」を立ち上げたり、7月20日に国内発となる3対3のオンライン大会「第1回barusa杯」を開催したりするなどHearthstoneで幅広く活動しています。

 今回barusa選手に優勝の感想や大会で勝つために必要な技術、そして「第1回barusa杯」を開催したきっかけについて聞きました。


barusa選手のTwitter:@barusa3
barusa選手のブログ:barusaブログ


……優勝おめでとうございます。決勝戦をプレイしていかがでしたか?
 ありがとうございます。決勝戦1戦目はHandlockでDruidに相性勝ちできたのですが、2戦目の対Handlockは4ターン目と5ターン目に連続でMountain Giantを出していったのがプレイミスでした。
 Handlock対決でこの動きをするとよく返しのターンにShadowflameを撃たれて2体とも潰されてしまうんですよ。試合ではTwilight DrakeMountain Giantを殴られた後にShadowflameを撃たれ、もう片方をSoulfireで潰されてしまいました。

 仮にSoulfireがなかったとしてもPower OverwhelmingTwilight Drakeのアタックを8にしてShadowflameという可能性もありましたから、あの動きは賭けでしたね。

 あの場面は「Mountain GiantTwilight Drakeを殴った後にMortal Coilで除去する」などほかにもいろいろと選択肢はあったのですが、手札が良かったことと1戦目で勝っていたことがあり、最悪負けてもいいと思って2体目のMountain Giantを出しながら本体を殴っていったんです。一応、相手がMountain Giant2体を除去できなければこちらが勝てる状況でしたが、試合では案の定、という感じでした。
 そこからも拮抗した展開が続いたんですけど、最後はLignin選手のMalygosがどうしようもなかったですね。

 2戦目には「NaturalizeColdlight OracleKing Muklaといった(相手の手札を増やしてキーカードを燃やす)カードが多く入ったHandlock対策のToken Druid」を出していったのですが、最後は同じくMalygosにやられてしまいました。

 絶対に勝てると思っていたToken Druidがやられてしまって、最後に使うデッキはかなり悩みましたね。持ちデッキの中でHandlockに一番勝てそうなのはAggro Hunterなんですけど、相手が返しにControl Warriorを使ってくると相当辛いんですよね。Miracle RogueはHandlockには使えないですから、選ぶならShamanかControl Warriorだと思っていたのですが、どちらを出しても返しにMiracle Rogueが来る可能性が高いと思いました。それで、「Shield Blockなどで守りを固められるのもあって、Control WarriorのほうがまだMiracle Rogueには戦えるだろう」と考えてControl Warriorを出していきました。
 ついでに言えば、このControl Warriorは対Shamanを考えた構築しているので、仮にShamanが出てきても対応できるんです。


決勝戦でプレイするbarusa選手

……結果的にはControl Warriorで最終戦のMiracle Rogueに勝つことができました。
 最後はLignin選手のプレイミスでしたね。こちらが次のターンにフィニッシュを決められず、せいぜい「Brawlを使い、こちらのMinionを相手のMinionに当てて盤面を掃除する」ことしかできない状態で、なぜかLignin選手はSpellを大量に使い、Gadgetzan Auctioneerのドローで疲労ダメージを受けながらEdwin Vancleefを出してきたんです。Lignin選手のヘルスが減ったことで次のターンにGrommash Hellscreamで勝負を決めることができました。
 相手のヘルスが削れていなければ、次のターンにBrawlでMinionを除去したとしてもLeeroy Jenkinsを引かれて負けていたでしょうから、相手のミスに助けられたと思います。


決勝戦進行の様子

……Lignin選手も「Edwin Vancleefを出すべきではなかった」とコメントしていましたね。ところでbarusa選手は本日20時から3対3の大会「第1回barusa杯」(7月19日開催)を開催される予定ですが、この大会はどうしてチーム戦にしたのでしょうか?
 きっとおもしろいからです。Magic: The Gatheringや遊戯王オフィシャルカードゲームなど、アナログのカードゲームではチーム戦をすることもあるので、Hearthstoneであってもいいかなと思いました。ボイスチャットをつないでチームメイトと一緒に「がんばれ!」とか「ごめん1本負けた」と盛り上がったり、チーム戦ならではの楽しさってあるじゃないですか。

……チーム戦FPSのCounter-Strikeをやっていたbarusaさんならではの発想ですね。ちなみに、賞品の5000円分のVプリカはご自身で用意されたのでしょうか?
 以前から私個人をスポンサードしていただいている方がいるのですが、その方に「こういう大会やってみたら?」というアイデア、そして賞品をご提供いただいたんです。その方も国内のHearthstoneを応援されているので、1回で終わらずにこれから2回、3回とbarusa杯を続けていきたいですね。

……これからの発展が楽しみですね。ちなみに、そういった大会で勝つにはどんな工夫が必要なんでしょうか?
 大事なのは9個のデッキ枠の使い方ですね。できればあらゆるマッチアップの相性関係を把握して、何が来ても対応できるデッキを用意するのが理想なのですが、デッキ枠が9個しかない以上それは不可能なので、その枠を使ってどんなデッキを用意するかが大事になってきます。
 先鋒はどうするか、どんなデッキを対策するか。これによってデッキ内容も変わってくるでしょう。私の場合はAggroとZooを常に警戒し、それに確実に勝てるデッキを用意しています。
 それから、Miracle RogueやHandlockのような流行っているデッキに対して勝てるデッキですね。これらのデッキは3タテが当たり前のようにできてしまうので、確実に止めなければいけません。それらの対策として今回用意したのはFreeze Mage(やToken Druid)です。


barusa選手が決勝戦で使用したデッキリスト

……安定したデッキだけで固めるのではなく、特定の対策デッキも入れるべきなのでしょうか
 そのあたりは人によると思いますが、私はそう考えています。大会にはBO1~7までいろいろありますが、基本的に私は「先鋒のデッキ」を決め、それを軸にして残り8個のデッキを決めるようにしています。
 たとえばHandlockを先鋒にしたら、Handlockが厳しいのがFreeze Mage、Aggro Hunter、Paladinなので、その対策にどのデッキを使うかを考える、という感じですね。

……どうもありがとうございました。ところで、Curse of Naxxramasの新カードについては?
 Loatheb最強!


0 件のコメント :

コメントを投稿