2014年8月14日木曜日

台湾人コスプレイヤーがBlizzardイベントに懸ける思いとは? レイラ(蕾菈)さんインタビュー

 7月31日~8月4日の5日間、台北のPC見本市「台北電腦應用展(台北・コンピューター・アプリケーション・ショウ)」に出展したBlizzardブースには「Nova」や「Jaina」などBlizzardゲームキャラクターのコスプレイヤーが多数登場しました。その洗練された衣装と振る舞いが会場を訪れた多くの人々を魅了したのでした。

 ではコスプレイヤーたちは何をきっかけにこの活動を始め、またどういった思いでイベントに臨んでいるのでしょうか。8月4日、World of Warcraft(WoW)エリアで夢を司る緑竜「Ysera(人間態)」に扮していたコスプレイヤーのレイラ(蕾菈)さんに話を聞くことができました。


会場でYseraに扮するレイラさん

目次

「自分は内向的な性格」
殻を破るためのコスプレ
Yseraのコスプレイヤーのこれまで
インタビュー動画やFacebookページも
夢を司る緑竜Yseraとは


「自分は内向的な性格」


……まず、レイラさん自身はどのぐらいゲームをプレイするのでしょうか。
 今は仕事が忙しいのであまりプレイできていませんが、以前は仕事帰りの午後6時から約4時間、時には深夜に至るまで(笑)WoWをプレイしていました。私にとってWoWは特別なゲームなんです。コスプレ活動も単にYseraが好きで始めただけだったのですが、続けているうちにこうしたイベントにも呼ばれるようになりました。

……レイラさんはYsera専門のコスプレイヤーなんですか?
 Valeeraなど他のキャラクターにも扮していますよ。Blizzardのほかにはバットマンなどで有名な『Marvle Comics』のコスプレもしていたことがありますが、かわいいキャラクター、日本でいう「萌え」系のキャラクターは私には向いていないと思っています。やっぱり私はYseraが一番好きですね。


Valeeraに扮するレイラさん

……以前はプロのダンサーだったそうですが、なぜやめてしまったのでしょうか? ダンサーには才能があって、かつ好きでないとなれない特別な職業という印象がありますが。
 ダンサーというのはたしかに幼い頃から経験を積まないとなれない職業ですし、私がその道を志したのもちょっとした興味がきっかけでした。でも、職業として続けていくうちに「なんだか思っていたのと違うな」と感じるようになっていったんです。結果やめてしまって、今はごく普通の仕事をしています。

……では、レイラさんが思うコスプレで最もおもしろい部分とは何なのでしょうか。
 周りの人達が注目してくれて、向こうから話しかけてくれたり、写真を撮ろうと言ってきてくれることですね。私自身は人と話をするのが好きなのですが、内向的な性格なので自分から話しかけるのは苦手なんです。でも、コスプレをすれば向こうから話かけてきてくれる。それがとても心地いいですね。


ステージ上で司会役を務めるレイラさん

殻を破るためのコスプレ


 以上、短い時間でしたが、私が話していて最も意外だったのはレイラさんが「自分は内向的な性格」と語っていたことでした。コスプレイヤーはイベント会場でよく目立つので、「自己顕示欲が高い人達なのかな」と思っていたからです。

 けれども、「コスプレをすると周りの人が向こうから話しかけてきてくれる」という言葉を聞いて納得しました。レイラさんのように「人と話をするのは好きだけど、自分から話かけるのは苦手」というのは誰でも経験があるはずです。

 そうした「自分の殻を破って交流する」という意味で、コスプレという活動は何も特別なことではないのかもしれません。たとえばゲーム実況やサイト運営なども、殻を破って人との交流を行なうという意味では共通した活動と言えるでしょう。
 レイラさんの話を聞いて、私は改めてそのことに気付かされたのです。

Yseraのコスプレイヤーのこれまで


 私のインタビューとは別にレイラさんについては台湾Blizzardによるインタビュー記事(【社群採訪】Cosplay玩家 - 「蕾菈」拉拉拉にも掲載されていますので、その内容も要約して紹介しておきます。

コスプレイヤーになったきっかけ
 《台北に住むレイラさんがコスプレを始めたのは約2年前で「WoWでYseraの姿に惚れ込んでしまった」ことがきっかけ。すぐにレイラさんは専門店に依頼してYseraの衣装製作を始めた。その過程では「WoWModelViewer」というデータファイルから3Dモデルを作成・加工できるソフトウェアを使ってYseraのモデルを職人に見せたり、キャラクターの背景設定を伝えたりしたほか、自分でも衣装の素材を選ぶなど積極的に製作に関わる形でYseraの衣装を作り上げた。

 この衣装が間もなく完成するというとき、台湾のゲームニュースサイト「巴哈姆特(バハムート)」が「第16回コスプレイヤーコンテスト」を開催するという知らせが飛び込んできた。「今こそYseraを披露するとき!」そう考えたレイラさんは躊躇することなくコンテストに出場し、そして見事に優勝を勝ち取ったのである》


「巴哈姆特第16回コスプレイヤーコンテスト」で優勝したときの写真(台湾Blizzardのインタビュー記事から転載)

コスプレで最も大変な部分
 《Yesraのコスプレで最も大変なのは肌に彩色を施すことだ。上半身のほぼすべてに彩色が必要であり、仕上げた後も塗料の乾燥に約1時間半の時間を置かなければいけない。
 したがってYseraのコスプレを行なうには毎回「家で肌の彩色を完成させ、現場に行って衣装に着替え、最後に顔の部分に化粧を行なう」という過程が必要だ(もし化粧を先にしたら移動中に一般人を仰天させてしまう)。

 Yseraの衣装は腹部を露出するため、コスプレ前には腹筋をして美しいラインを作るという努力も欠かさない。レイラさんはかつてプロのダンサーとして活動していたため、コスプレ時に各種ポーズを作るときもそこで身体を鍛えられたことが大いに役立っている》

インタビュー動画やFacebookページも


 なお、レイラさんの背景は下記の台湾Blizzard製作のコスプレイヤーインタビュー動画(2013年11月アップロード・レイラさんは前半に登場)でも確認することができます。

 こちらの動画ではレイラさん本人とYseraコスプレの両方が登場するだけでなく、音楽と合わせて非常に美しく編集されていますので、中国語がわからないという方もぜひ一度チェックしてみてください。



 レイラさんの最新の活動は下記Facebookページで確認することができます。
Facebookページ:蕾菈 Laira

夢を司る緑竜Yseraとは


 ところで、コスプレイヤーのレイラさんが扮し、Hearthstoneにもマナコスト9のLegendaryカードとして登場するYseraはWarcraftシリーズにおいてどのような背景設定を持っているのでしょうか。下記にWoWWikiのYseraの項目を要約して紹介します。

 《Yseraは、Warcraftシリーズに登場する強大な力を持つ5体の竜(NozdormuAlexstraszaYseraMalygosDeathwing)の1体。「夢想者」として知られる彼女の目は常に閉じられており、いつも新緑に覆われた空間「エメラルド・ドリーム」からあらゆる種族の様子を観察している。争いを好まない性格で、戦闘においても敵を直接手にかけることはせず、緑のブレスで敵を眠らせて無力化し、エメラルド・ドリームから追い出すことにしている。

 現実世界には滅多に現れないが、人間界を訪れるときは人の姿となる。Yseraは生き物が見ている夢を介して自由にその精神を行き来することができ、時にはその夢に現れて警告や干渉を行なうこともある》

 付け加えれば、HearthstoneのカードでもYsera AwakensDreamにYsera(人間態)の姿を確認することができます。

引用元
【社群採訪】Cosplay玩家 - 「蕾菈」拉拉拉/台湾Blizzard
Ysera/WoWWiki

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