2014年10月1日水曜日

中国サーバーでBotを使用した680を超えるアカウントが使用停止処分へ

 中国Blizzardは9月28日、中国のサーバーでBotを使用した680を超えるアカウントを使用停止処分としたことを発表しました。BlizzardがBot使用者に何らかの処分を行なうのは今回が初めてです。

メディアサイト「PCGamer」によるBotとの対戦動画




Hearthstoneに暗い影を落とすBotたち


シンプルなゲームシステムのHearthstoneは比較的Botが作成しやすいゲームと言えます。ランダム要素が強いのでカードの引きさえよければ勝てるゲームであること、勝利することでもらえるゴールド報酬が使用を助長し、結果として現在のHearthstoneのLadder(特に使用者が寝ている深夜の時間帯)をBotの海にしています。

redditにはBotの増加を嘆くトピックが乱立。ユーザーは一刻も早いBot使用者への措置を求めていました。

Blizzardの対応


これについて、Blizzardは8月15日に「Botの使用は我々の規約に違反するもので、アカウント停止処分などのペナルティが科せられる」との警告を発表しましたが、これまで具体的な対策が行なわれてきたことはなく、PCGamerがBot使用者に行なったインタビューでもBot使用者が「Blizzardの警告は単なる脅しに過ぎない。Botと人間の見分けを確実につける方法がないからだ。一時的に対策されたとしても、後にその対策を乗り超えるBotがリリースされるだろう」と語っていました。

しかし、今回の中国サーバーでBot使用アカウントの停止処分が行なわれたことはユーザーにとって朗報となります。これがEUやアメリカのサーバーでも実行されれば、上記のBlizzardの警告も単なる脅しでないことの証明になりますので、今後はBot使用者に対し心理的な抑制となるかもしれません。

なお、こちらはBotではなくチートツールとなりますが、国内では6月25日にFPS「サドンアタック」におけるチートツールを使用した少年3人が電子計算機損壊等業務妨害で書類送検されるという事件がありました。日本とアメリカでは法律も異なるでしょうが、将来問題が深刻化すればBotの使用もまた業務妨害として取り締まられる日が来るかもしれません。
関連記事:「サドンアタック」のチート使用で書類送検された事件を神奈川県警が説明。JOGAの情報共有会をレポート&運営のネクソンにインタビュー/4gamer

一般的なBotの特徴

 ところで、人間とBotはどのような違いがあるのか。一般的に言われている特徴は下記の通りです。
・Zoo WarlockやSea Giant Shamanなどのシンプルなデッキを使う
・Minionで攻撃する際やスペルを使用する際に矢印が出ない
・毎回のターン選択に一定の時間が使われる
・プレイが効率的ではない
・Emoteを飛ばさない

 もっともBot製作者も「行動選択までの時間をランダムに決める」「時間をかけすぎた場合にSorryのEmoteを飛ばす」「Miracle Rogueなどの複雑なデッキも扱えるようにする」などの改良が行なわれつつあると語っており(How to spot a Botter and what should you do if you spot one. Your guide to making this game bot-free./RedditのEdit 4部分)、将来は上記の方式で見分けをつけるのが困難になるかもしれません。

情報元


Blizzard issue a massive ban campaign against Hearthstone botters in China/GosuGamers.net
《炉石传说》违规账号处罚公告/中国Hearthstone公式サイト

0 件のコメント :

コメントを投稿