2015年4月23日木曜日

中国のランクドプレイ環境の動向(2015/4/20):Warlockが優勢、Dragon Paladinはまだ活躍せず

 皆さんがプレイしているアメリカサーバーの流行デッキと、中国サーバーの流行デッキは何がどう違うのでしょうか。

 中国の情報サイト「多玩」が毎週掲載する「今週の動向」シリーズの最新版を和訳しました。

※元記事は2015年4月20日に書かれたものであり、現在の環境とは沿わない点もあります。ご了承ください。

2015年4月20日今週の動向―Warlockが引き続き優勢、Dragon Paladinは活躍せず 翻訳:nemuke

はじめに

 新アドベンチャー「Blackrock Mountain(BRM)」の第3ウイングが今週も開放されました。今回皆さんはずっと求めてきたDragon Consortをついに手に入れたわけですが、いざ使ってみると理想と現実のギャップがいささか大きいようであることに気づきます。強いと言われていたDragon Paladinが全てを蹴散らすのでしょうか? 監督、それは違います!

 では、今週のHearthstoneのランクドプレイにはどんな変化があったのでしょうか。以下は多玩が皆さんのために用意した毎週の流行りのまとめです。ご注意ください。流行りは数量の概念に過ぎません。ランクドプレイにあるのは「使用率が最も多いヒーロー」だけで、「最強のヒーロー」がいるわけではありません。また、各ランク帯によってデータには異なる部分があるでしょう。参考程度に留めてください。

Warlock

 Warlockは今週も人気最高で強さもトップクラス。強力な3マナのミニオンImp Gang Bossが加わったことで敵がいないような状態です。以前は有利だったHunterでさえ、今はもうZoo Warlockに有利ではありません。

 ちょうどいい効果とサイズ、マナコストを持つミニオンが登場したことで、Warrlockそのものが大きく強化されました。これは特別な事例ではありません。拡張セット「Goblins vs Gnomes」ではMuster for battleがPaladinを最下位から引っ張り上げました。

 デッキではZoo WarlockとDemonlockが主流です。しかし細かなカード選択の違いを除けば、両者に差はあまりありません。どちらも基本的には「ミニオンを並べて盤面を取り、ダメージを与える」というデッキです。

 中国サーバーで遭遇するZoo Warlockは比較的伝統的なものですが、一部のプレイヤーはややリスキーなデッキを使います。たとえば、Sea Giantを入れるといったものです。

 これも理解できないことではありません。BRM解放後はアグロ(速攻)デッキの使用率が上がっています。「ミニオンを並べ、Big Game Hunterを入れない」という大部分のアグロにはSea Giantが刺さるのです。アタック7を超える巨体が勢いを取り戻したのも当然でしょう。

 お勧めのデッキ:Xixo氏のSea Giant Zoo

Hunter

 これはジョークです:「現バージョンで最もZoo Warlockに強いデッキはなんでしょう?」 答え:Face Hunter

 「では、最もFace Hunterに強いデッキはなんでしょう?」 答え:Zoo Warlock。

 ランクドプレイの2大ヒーロー、レクサーは対戦相手にこう述べています。「OK、こっちの手札は完璧だ。どうぞ自由にやってくれたまえ」。

 ずっと弱体修正を受けてきたのにもかかわらず、Hunterは一貫して強い立場を維持してきました。今週もHunterは人気度第2位にいます。

 このバージョンのHunterは相変わらず強い。第2位に甘んじているのはHunterが弱いのではありません。Warlockが強すぎるのです。Warlockは対Hunterに五分以上の勝率を出せるだけでなく、Priest以外の全ヒーローに対しても高い勝率を誇ります。その上安定していてプレイングの幅も広いためにプレイしていて面白い。この点がWarlockの人気をHunterよりも高くしています。

 「プレイングの幅」と言えば、最近のHunterにもミッドレンジ(中速)デッキが出現しました。盤面を取る力もあるので、興味を持った方々は試してみてはどうでしょう。

 関連デッキ:[Legend Top50] Kharan Chaos Control Hunter (No Beasts No Cancer) Hearthpwn

Druid

 Druidか、それともMageか? 今週の第3位には異論もあります。

 レジェンダリープレイヤーたちの質問統計では、「DruidはMageよりも数が多く、対抗するのも難しい」とされていますが、中低ランク帯のデータでは逆の結果が出ています。

 Druidの利点は中盤力にあり、バーストダメージとマナ加速、Emperor Thaurissanとの相性の良さにあります。

 しかしDruidの弱点はWarlockに弱く、序盤にカード運が必要なこと、プレイングが難しいことです。一度相手に盤面を取られると、Swipe程度の全体除去しかないDruidは挽回がとても難しくなります。

 Druidはよく「Savage RoarForce of Natureのコンボさえあれば3回勝てるよ」と言われますが、実のところほかの主流ヒーローに比べて実力がもっとも重要なヒーローでもあるのです。

Tier 2

Mage

 少なくとも2ヶ月間は環境を支配し、ランクドプレイの「王道」と呼ばれていたMech Mageもまだまだ多く使われています。

 いずれにせよデッキパワーが高く、プレイングが簡単で新カードに適用する必要もありません。ベテラン相手には通用しにくく、盤面を取る力もZoo Warlockに比べて弱いとはいえ、人気があるのは当然と言えるでしょう。

 しかし現在のランクドプレイにいるのはMech Mageだけではありません。最近EUサーバーで頂点を取ったFlamestrike入りのTempo MageはMageに新しい可能性を引き出しました。

 中後半のコントロールに秀でたMageです。多くのレジェンダリーカードを入れ、各ヒーローに対して優れた力を発揮するため、注目に値します。

 お勧めのデッキ:EU Legend #1 Tempo MageHearthpwn

Priest

 環境から言えば、現在のランクドプレイはPriestに悪くありません。速度は少し遅いですが、安定してランクを上げられるでしょう。

 構築が理に適っていれば、Priestは2大主流のHunterとWarlockに対し有利です。PriestにはZombie ChowWild PyromancerDeathlordSludge Belcherといったアグロにとって悪夢となるミニオンが多い。にもかかわらず、その他の中速デッキに対する勝率も悪くありません。特にFace Hunterには、Priestのプレイングを心得たプレイヤーなら勝率7割を出しても不思議ではありません。

 おや、聞き慣れたことでしょうか? 実のところ、ランクドプレイで多いPriestは以前「虎头哥(中国のプレイヤー)」が生み出したVelen's Chosenをベースに微調整と改良を加えたものです。

 元のデッキそのものは古くなったとはいえ、相変わらずアグロには高い威力を発揮します。特にShadow Word: DeathShadow Word: Painに変えた後は。

Paladin

 Dragon Paladinがやってきましたが、まだまだ模索中のようです。5マナで3点ダメージを飛ばせる「Blackwing Corruptor」も追加されるのは最終ウイング。今のところは注目すべき成績を出せていません。

 Dragon Paladin最大の問題は環境に合わないという点です。ランクドプレイの主流はアグロデッキ。相手がZoo WarlockでもFace HutnerでもMech Mageでも、Dragon Paladinのようなミッドレンジのデッキは本領を発揮する前にやられてしまいます。

 ランクドプレイでDragon Paladinを試しているプレイヤーの多くはZombie ChowがPaladinにとってパンとご飯、空気のように欠かせないものだと感じています。

 Dragon Paladinは普通のミッドレンジPaladinよりも展開力に劣るため、現在のPaladinはZombie Chow及びShielded MinibotMuster for battleを入れて序盤の守りを固めるのが必須となっています。出たターンにすぐ効果を発揮しない5/5のDragon Consortを出しても問題がないようにしなければなりません。

 結局のところ、Dragon Consortの活用が見込めるのは少なくとも次のターン以降ですから、当面の盤面をどうするかが問題になります。さらに厳しいのは今のところDragonにはトーントが存在しないこと。次のターンにDragonを出せたとしても、もう1回ヒーローのヘルスを削る羽目にになるかもしれません。相手の攻撃が強烈だったらあっという間に倒されてしまうかもしれません。

 したがってアグロに対する生存率を高めるため、一部のPaladinはAlexstraszaを入れてYseraを抜いています。確実に効果を発揮するということで、試す価値はあるでしょう。

 お勧めのデッキ:冬冬(ドンドン:中国のトッププレイヤー)氏のDragon Paladin

Tier 3

Warrior

 今週のラダーは相変わらずコントロール(長期戦型)Warriorが中心です。Zoo Warlockには有利ではないものの、武器を初期手札に持ちさえすればそこまで不利ではありません。

 Grim Patron Warriorについては、構築が少しずつ形になってきました。2週間練磨されて弱いデッキが洗い流された結果、信頼できるデッキが残りました。

 中国のトッププレイヤー大神氏はコントロールWarriorの要素を一部残してDr.BoomEmperor ThaurissanGrommash Hellscreamなど強力なレジェンダリーカードを入れています。Warsong CommanderFrothing BerserkerGrim Patronなど基本的な要素はそのまま。実戦で確かな成績を残していますから、試す価値はあるでしょう。

お勧めのデッキ:中国サーバーレジェンダリー3位を達成した大神氏のGrim Patron Warrior

Rogue

 Valeeraは今週の人気があまりよくありません。新カードがなく、またWarlockとHunterに対抗するのを苦手としているからです。序盤の速度で勝るためにHarrison Jonesは消えました。一部のRogueはPerdition's Bladeを1枚入れて序盤戦を有利に進め、一定の戦果を挙げています。

 一部のRogueはまた、一般的なTinker's Sharpsword Oil系のデッキとは別にまったく新しいデッキの模索を始めました。DragonとBlackwing Technicianなどを加えて展開力を強化する、といったことです。しかし、いまだに理想的な戦果は出ていません。

Shaman

 Shamanと言えば、最近はこんな短文を見ました:「アゼロス大陸では、飢餓に苦しむShamanが壊れた斧を持って食べ物を探している―もし見つからなければ道に迷った初心者を食い物にするが、上級者には潰される」。Hunterが凶悪な殺戮を繰り広げる環境では、Shamanは絶滅の危機に瀕しています。

 Cabal Shadow Priestは私たちに拾い上げたShamanのTotemを見せ付けてきます。現在Totemはとても貴重な宝物なのです。「Shamanがこんなにも早く衰退するとは思っていまんでした。早く知っていれば、私たちは当時TotemではなくHarvest Golemなどを持っていくべきだったでしょうに」とCabal Shadow Priest

 たしかにShamanにとって最近の環境は劣悪で、活路を見出せないほど叩きのめされてしまいます。アメリカサーバー、EUサーバー、中国サーバーに関わらず、すべてはアグロが猛威を振るう環境。Shamanには有効な対応手段もありません。したがってランクドプレイの出現率もきわめて低いのです。

 来週の改善に期待しましょう。Fireguard DestroyerはBRMのボスが使うのを見たところ確かにすばらしいカードです。正式な入手後も活躍してくれることを祈ります。

情報・画像転載元(転載許可を得ています)

一部のデッキは利便性を考え、原文の中国記事へのリンクではなくHearthpwnなど海外サイトへのリンクに差し替えています

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