2015年5月31日日曜日

一撃必殺! 中国サーバーのレジェンダリー72位に到達したOTK(ワンターンキル) Warlock

 Emperor Thaurissanの登場で広がったワンターンキルの可能性。皆さんもいろいろと模索して楽しんでいるのではないでしょうか。

 今日は中国の中国の情報サイト「多玩」に投稿されたデッキから、昙天(和訳:曇り空)氏の「OTK(ワンターンキル) Warlock」を紹介します。

※元記事は2015年5月27日に書かれたものであり、現在の環境とは沿わない点もあります。ご了承ください。

昙天氏によるOTK Warlockガイド 和訳:nemuke

 皆さんこんにちは。ぼくは「昙天」、熱狂的なグルダン・プレイヤーです。グルダンで7000勝以上しています。現在はCelestial League(*)のメンバーです。

 ここでは皆さんに、最近僕がランクドプレイで成功を収めた「OTK Warlock」、及びそのプレイングと注意点を紹介したいと思います。

 デッキの構想はKolentoが2014年に使っていたSST―スペシャル・シークレット・タクティクス―とGoblins vs Gnomes初期にプロの間で少し流行ったOTK Warlockから来ています。

(*)2014年の世界大会でベスト4になったTiddler Celestial選手が設立したチーム「Celestial」が主催する大会。勝者には独自システムによるポイントが与えられ、各国大会に出場するとき推薦とスポンサードを受けられる。「メンバー」とあるが、昙天氏はチームではなくその大会に参加しているものと思われる。


Kolentoが2014年に使用していたスペシャル・タクティクス・ウォーロック

 経験のあるプレイヤーならKolentoの使っていたこのデッキにはきっと大きな印象があることでしょう。当時、このデッキとそこから発展した類似のアーキタイプには別の呼び名がありました:Miracle Warlockです。

 そして、これが僕のデッキ。

昙天氏のOTK Warlock

 僕はこのデッキを5月21日の午後に使って中国サーバーのレジェンダリー3000位から約80位まで上り詰めました。戦績は28勝6敗(勝率約79%)です。


クラス別勝率
 注意しないといけないのは、当時の環境は「Zoo WarlockとHunterが主流だった」ということです。22日にControl Warriorが増えてからというもの、このデッキの戦跡は理想的とは言えない状態でした。(22勝16敗という厳しい戦績です…。)

Warriorが増えて駄目になったのにデッキガイドを書くのか?

 多くの人はこう言うかもしれませんが、以下の理由があります。

 1.現在の環境は難しいものの、次シーズンはじめのアグロが多い環境なら勝ち星を集めやすいはずです。

 2.コンクエスト・フォーマットではFatigueやPriestと組み合わせてアグロを捕まえるようにすることで、試合ですばらしい効果を挙げることができます。

デッキとカードの理解

Power Overwhelming:コンボパーツです。注意すべきはフィニッシュにしか使えないのではなく、必要があれば盤面の除去として使える点です。その場合は別のカードがフィニッシャーになります。また、Mistress of Painと組み合わせて回復にも使えます。

Mortal Coil:除去/ドローソースです。省くことはできません。Kolentoのスペシャル・シークレット・タクティクスと初代OTK Warlockも2枚入れています。

Darkbomb:除去/コンボパーツです。柔軟性の高いダメージカード。フィニッシュでダメージを増やすほか、除去にも使えます。

Bloodmage Thalnos:除去/ドローソースです。ときにフィニッシュコンボのダメージを増やすのにも使えます。Mortal CoilBloodmage Thalnosに撃てば2枚ドローとなるほか、DarkbombLeokkFrothing Berserkerを倒せたり、Imp-lotionが真・Imp-lotionになります。

Mistress of Pain:ヘルス回復。アグロの小さなミニオンを倒せます。Power OverwhelmingDemonheartと組み合わせてヘルス回復もできます。Power Overwhelming2枚とDemonheartで+13点になります。フィニッシュのチャンスを見過ごさないようにしましょう。

Earthen Ring Farseer:ヘルス回復。省くことはできません。KolentoのKolentoのスペシャル・シークレット・タクティクスと初代OTK Warlockにも入っています。Shadowflameと組み合わせても悪くない盤面除去です。

Imp-lotion:除去/盤面制圧です。逆転に使えるカード。スペルダメージで強化されます。後半はHellfireなどの除去とあわせて盤面を取り返すのに使えます。

Demonwrath/Hellfire/Shadowflame/Twisting Nether:まとめて話しましょう。ボードクリアーであり、デッキの核となる部分です。普通のマッチアップではこれらのカードが勝利の鍵となります。Kolentoのスペシャル・シークレット・タクティクスと初代OTK Warlockも2枚のHellfireShadowflame、1枚のTwisting Netherを採用していました。

 実戦で2枚のShadowflameは事故を起こしやすかったので新カードのDemonwrathと換えました。対アグロに強く、低コストでBloodmage Thalnosとも組み合わせやすいからです。こちら側のDemonがダメージを受けないのもいいですね。

Sen'jin Shieldmasta:守りのパーツです。この枠は割と難しい。以前はずっとImp Gang Bossを入れていましたが、Face Hunterに効果が低かったので換えました。

Sludge Belcher:守りのパーツです。省くことはできません。類似デッキの多くがこのカードを2枚採用しています。

Antique Healbot:ヘルス回復です。同じく類似デッキの多くが減らすことができません。

Emperor Thaurissan:デッキ中唯一守りに使えないカードですが、通常は「次のターン、相手に倒されないとき、相手にEmperor Thaurissanの除去を強いることができる」場合も一種の防衛力を持つと言っていいでしょう。対ミッドレンジデッキではマリガンで残してもかまいません。

 コストを下げる効果は盤面除去にもリーサルダメージにも絶大な威力を発揮し、多くのコンボにつなげられます。たとえば:「Leeroy JenkinsPower Overwhelming2枚、Faceless Manipulator=8マナ28点ダメージ」「Faceless ManipulatorSiphon Soul」「Twisting NetherSen'jin Shieldmasta」「Twisting Netherで一掃、Imp-lotionで残ったデスラトルミニオンを倒す」などです。

Faceless Manipulator:コンボパーツです。ときには相手の大型ミニオンをコピーすることもあります。たとえば「Emperor Thaurissanのコスト低下と合わせて相手のRagnaros the Firelordをコピーし、Siphon Soulで倒す」などの使い方です。この場合は本体に8点ダメージなのでArcane GolemPower Overwhelmingと同じ打点になります。

Demonheart:除去/ヘルス回復であり、ときにフィニッシャーにもなります。Mistress of Painに使えば強大な吸血魔女に変身させられます。ただ、強化して本体を攻撃するだけでは次のターンにサイレンスされてもったいないことになるかもしれません。

Siphon Soul:除去・ヘルス回復のパーツです。確定除去とヘルス回復を一手に引き受ける優秀なカードです。Kolentoのスペシャル・シークレット・タクティクスと初代OTK Warlockもこのカードを2枚入れていました。しかし遅いカードなので僕は1枚にします。「Siphon Soulを使うのではなく、少し我慢して全体除去で盤面を一掃する」という状況が多かったのです。(訳注:速度が遅い分、単体除去で間に合わないほど多くのミニオンが展開されてしまう、という意味だと思われる)

 Alexstrasza:ヘルス回復とフィニッシュコンボのパーツです。Priest、Druid、Warriorにはフィニッシュに、HunterやZoo Warlockにはヘルス回復に使います。

Arcane Golem/Leeroy Jenkins:まとめて話しましょう。フィニッシュコンボのパーツです。時には除去に使うこともできます。僕は2枚とも入れました。これがKolentoのスペシャル・タクティクス・ウォーロック及び初代OTK Warlockと最も異なる点です。

理由は3つあります:

  • 1.ドローの都合です。もし片方を引けなかったとしても、もう片方を引ければフィニッシュコンボに使えます。
  • 2.リーサルダメージ/盤面除去の都合です。たとえばRoar Druidに対しダメージ不足で相手が守りを固めたとき、こちらはLeeroy JenkinsShadowflameで6点ダメージを入れてから除去、そして10マナでArcane Golemとともにフィニッシュコンボを撃つことができます。
  • 3.Deathlordの都合です。デッキに片方しか入れておらず、その1枚がDeathlordで引っ張ってこられたら勝てなくなります。


当時のランク

試合及びランドプレイのマッチアップ分析

  • 有利なマッチアップ:Mech Mage、Tempo Mage、Zoo Warlock、Velen's Chosen Priest、Midrange Hunter、Mech Shaman、Freeze Mage等
  • 互角のマッチアップ:Handlock、Patron Warrior、Face Hunter、Midrange Paladin等
  • 不利なマッチアップ:Roar Druid、Control Warrior、Oil Rogue等

 対アグロは全て有利なのでここでは述べません。以下、「どうやってDruidとWarriorを倒すか」を述べます。

対Druid

 マリガンではMistress of PainDarkbombImp-lotionSen'jin ShieldmastaEmperor Thaurissanを残します。

 「Mistress of Painを残してもPiloted Shredderにやられてしまうのではないか」と言う人もいるでしょう。序盤のMistress of Painはヘルスの削り合いで優位に立つことができ、スペルと合わせても柔軟に動けます。Piloted ShredderにやられたとしてもBloodmage ThalnosMortal Coil等で倒すこともでき、もし相手が5マナまで手札事故を起こしていればDemonheartを使って6/9の魔女に変身させ、Druid of the Clawを倒すこともできます。

 こう長々と書いているのも実のところ、「後半にMistress of Painが役に立たない」というのが理由だったりします。勝利の鍵は「Emperor Thaurissanを良いタイミングで登場させられるか」。理想は「6マナでEmperor Thaurissanを出して7マナでTwisting Netherを使い、8マナでAlexstraszaを出して9マナでフィニッシュする」ことですが、実戦でこんな手札は揃わないでしょう。

 なのでEmperor Thaurissanを出した後は、フィニッシュを決めるまで盤面除去を繰り返し、ヘルスで負けないように凌ぐ必要があります。ここでは強力な返し技、たとえばHellfireImp-lotionのように、盤面除去とミニオン展開を同時に行うのが重要です。

対Warrior

 マリガンではMistress of PainEarthen Ring FarseerImp-lotionSen'jin ShieldmastaEmperor Thaurissanを残します。

 Warriorはひじょうに不利なマッチアップです。フィニッシュコンボとスペルのダメージだけでは足りません。ポイントは盤面です。「盤面にミニオンを置いて1-2点のダメージを与え続けられるか」がとても重要になります。

 通常Earthen Ring FarseerAntique Healbotなどの小さなミニオンは武器か大型ミニオンで倒されてしまい、Emperor ThaurissanSludge BelcherAlexstraszaといった大型ミニオンはShield SlamExecuteで潰されてしまいます。

 注意が必要なのはAlexstraszaは決して重要なカードではないということです。終盤に多くの人は「Alexstraszaを出して10点以上のヘルスを削ろう」と考えますが、実のところ有効ではありません。Alexstraszaを出してもWarriorは1マナで簡単に除去できるのでテンポを大きく失うのです。盤面を取れなければWarriorには勝てません。ポイントはやはり先にアーマーを削ることです(これも難しいのですが…)。

終わりに

 このデッキの核はフィニッシュコンボではなく、「各種スペルをどう使っていくか」という部分です。大量の実戦経験を積む必要があります。

 それでは、皆さんがより高いランクを獲得することを祈っています。また、僕の配信を見るか僕と交流してくれるとうれしいです。Celestial Leagueも応援してください。

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